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はじめまして! スマホアプリのプロデューサーやプロモーションをやってます、河﨑です。このたび、劇団自称にライターとして寄稿させていただくことになりました。いろいろな方にインタビューする企画をお届けしたいと思ってます。よろしくお願いします。

第一回目となる今回は、セルフプロデュースアイドルユニット『劇場版ゴキゲン帝國』の指揮官担当の白幡いちほさん。
インタビューさせてもらうオフィスに伺ってしばらく待っていると、白幡さん到着。なんと、登場した彼女は金髪になっててびっくり。思わず話題もいきなり髪の色の話からはじめてしまいました。

 

白幡いちほ_インタビュー

白幡いちほ
フリーランスアイドル。モデルだった母がキッカケで芸能界入り。モデル、お笑い芸人などを経て、現在は『劇場版ゴキゲン帝国』というアイドルユニットを運営。Twitterは@1ho1118

 

「TO」=トップヲタが現場をつくる!?

 ―― 金髪にした理由は?

理由あんまりないんですよね(笑)。
前から染めようかなとか明るくしようかなとか思ってたんですけど、キッカケがなくて。グループの中でもずっと黒髪ポジションだったんですよ。グループ全体で見たときに黒髪の子がいたほうがバランスはいいし。

でも、ある日突然「やっちゃおうかな??」みたいなノリでやっちゃいました(笑)。

 

―― 今のグループ名は『劇場版ゴキゲン帝國』ということで、アイドルグループとしては面白いネーミングですよね。自分たちで考えたんですか?

はい、そうです。前回とかはお客さんから募集して決まったんですが、今回は自分たちで考えました。

 

―― 活動期間はいまどれくらい?

今のグループからだと2016年9月からなので、まだ最近です。まだライブも3回とかしかやってないんですよ。

 

―― むしろ、もう3回もライブをやったんですか?  頻度高くないですか?

でも地下アイドルの人たちってもっと ライブしてるんですよ!

 

―― ライブに来るお客さんは、同じお客さんも多いですか?

そうでもなくて、毎回違いますね。……あ、でもいつも来てくれるいわゆる「オマイツ」って人はいます!

 

―― オマイツ?! なんですか、それ?

「あ、お前いつもいるよな」の略で(笑)。地下アイドル用語みたいな(笑)。
ほぼ毎回、全通(ぜんつう)してますみたいな方もいます。ありがたや、ありがたや。

 

―― チェキ会とかやるんですか?

やりますね、ライブが終わったら物販の時間がだいたいあって、お客さんと写真を撮って……Tシャツとかタオルとかの販売もある、みたいな。

 

―― ぼくも一度アイドルのライブに行ったことあるんですけど、ライブが1時間で終わって物販が2時間ぐらいあって、イベントの目的が 逆転してる感じがしちゃって。

あー、ありますよね 。そのアイドルさんのコンセプトにもよりますけど、楽曲とかライブをメインにしてるアイドルと接触をメインにしているアイドルと分かれますよね。 予約しておくとライブに来てゲームができるとか……物販のときにあっち向いてホイができますとか(笑)。

 

白幡いちほ_インタビュー
 

―― ファンの中には、やはり いろんなアイドルが好きで転々としてる方もいますか?

多いですよ、いわゆる「DD」ですよね。あっ、「誰でも大好き」の略です(笑)。

 

―― DD! なるほど、いろんな新用語が(笑)。お客さんはメンバー全員が好きな方もいれば、推しメンがいる方もいますよね?

そうですね、だいたいみなさん推しメンがいて、後は「箱推し」というグループで好きですという方たちもいます。 グループではなく、ひとりだけが好きなことは、「単推し」って言います(笑)。

「○○ちゃん寄りの箱推し」とかもいますね。誰って決まってるわけじゃないけど、選ぶならこの子かな~みたいな。
あとは、接触メインではなくて、「俺は楽曲が好きなんだ」という楽曲派もいれば、その逆で「接触厨」みたいな、楽曲よりも接触でしょ!という方もいます。接触がメインでライブはおまけみたいな(笑)。

 

―― ライブだと他のお客さんに指示するお客さんもいますよね?

いますいます、TOって言う人が。「トップヲタ」の略です(笑)。「何とかちゃん可愛いよ!ってここで言うんだよ」ってレクチャーしてたり。
TOが現場を作るんですよ(笑)。そのTOがあまり良くない人だとお客さんも離れていっちゃうんですよね。

 

―― 現場には他にどういったお客さんがいますか?

後ろで見てるお客さんっているじゃないですか? そういう方を「地蔵」と呼んだり、「後方彼氏づら」「プロデューサーづら」とか、いろいろな呼び方があります。 誰が言い出したんでしょうね(笑)。
 

白幡いちほ_インタビュー
 

「芸人という生き方が好き」高校卒業後はお笑い事務所へ

―― そもそも白幡いちほさんが芸能活動をはじめたキッカケはなんだったのでしょう?

一番最初は、母がモデルをやっていたのをキッカケに、小学4年生のときに私も同じモデル事務所に入ったんです。高校卒業までやってました。
でも背が小さかったので、雑誌のモデルができなくて。いまは小さくてもできますけど、私のときは165cm以上ないとできなかったんですよね。

だからお芝居のレッスンを受けながら、チラシとかポスターとかに出てました。一番最初にやらせてもらった仕事は、某テーマパークのホテルのパンフレット。当時は 全然わからなかったんですけど、今思えばとてもいいお仕事をいただいてましたね。
そして一番大きなお仕事だとテレビCMに出たりとか。小学校5年か6年生のときなんで、もう12年前くらいですね。

 

―― 歌の道へ進んだのは、いつ頃からですか?

歌は、高校のときにボイストレーニングを受けていたんですね。だけど、そのときは歌に行きたいとかはなくて。歌は好きだったんですけど、歌でやっていくのは絶対に無理だと思っていて、趣味感覚で習ってました。

なので、高校卒業してお笑い事務所に入ったんです。人力舎の養成所ですね。そこで1年間 いて、そのまま人力舎の預かり所属になって、みたいな。

そして相方が失踪したり、いろいろゴタゴタがあったりして2、3年で事務所を辞めて、フリーで芸人を続けていました。そしたら次はご縁があって ラーメンズさんとかエレキコミックさんとかがいるお笑い事務所に入ることに。

その事務所では、タレント活動のほうが多かったんですよ。わたしがアニメとかゲームとかすごい好きだったので、アニメやゲーム系のイベントのMCとか公式コスプレイヤーの仕事とかを頂いていて。芸人として入ったのに、タレント寄りの仕事のほうが多くなっちゃって(笑)。

 

―― アイドルユニットを結成するまでに、いろいろあったんですね(笑)。

そうなんです、そしてそのタイミングで「女の子ユニットやらないか?」とお声がけいただいて、アイドルグループに入ることになりました。それが前のグループですね。
そして、そのグループも2年くらい続けてたんですが、なんやかんやあって9月から新しく現グループになった感じです。

 

―― 今の劇場版ゴキゲン帝國のメンバーはどうやって集めたんですか?

もともと前のグループで一緒にやっていたメンバーとひとりと、あとは知り合いの知り合いなど、自分たちの繋がりで集めましたね。

 

―― 前のグループではアイドルって名乗ってなかったですよね?

そうですね。なんか、 おこがましくて言えなくて(笑)。やっぱり根が芸人じみてるので、「歌って踊れる芸人」みたいなスタンスだったんです。芸人って言っても「いやいや、アイドルじゃん」と言われたり、アイドルって言っても「芸人じゃん」と言われることもあったり。芸人だったら、ネタやらないとな、とか思ったり。いろんな葛藤がありました。

でも、わたしの中で「芸人」という生き方が好きで、ネガティブなことを笑いに変えるとか、自分のことを下げて場を盛り上げたりとかするのがすごい好きなんですよ。
だから、なんて思われようが、自分の中の根底にあるものを崩さなければいいかなっていまは思ってます。
 

白幡いちほ_インタビュー
 

自分たちが責任を持ってやりたいことをやるために。セルフプロデュースアイドルの覚悟

―― 今後グループでやっていきたいことは?

まずは「バイトを辞める」ですね。いまの仕事で食べられるようになるというのが全員の目標で。
あとはCDを出したい。メジャーでもインディーズでも。オリジナル曲はもう4曲くらいあるんですけど、まだレコーディングができてなくて。前のグループではオトナの人がやってくれてましたが、いまはセルフプデュースなので、本当に全部のことを自分たちでやらなくちゃならなくて、結構大変なんですよ。

 

―― メンバーのみなさんとは、普段どこで集まるんですか? 

結構バラバラですけど、毎週打ち合わせの曜日を決めているので、2日に1回のペースでは集まってます。

「次の楽曲どうする?」とか、「今これくらいだからみんなの給料がこれくらいじゃん?だからまだバイトやめられないよね」みたいな、結構リアルな会話してます、超可愛くない会話してますね(笑)。完全にビジネス会議。アイドルの会話じゃないと思います、マジで。

 

―― 今後もセルフプロデュースを続けていくのですか?

はい、やっぱり誰かがお金出したり入ってきたりすると、何かあったときにそのアイドルはなくなっちゃうわけですよ。それが嫌だったので、自分たちで責任を持って、全部自分たちの財産になるものがいいなと思い、セルフプロデュースでやっていくことにしました。自分たちのやりたいこともできますしね。

 

―― 歌詞や作曲はどうされているんですか?

歌詞は自分たちで考えてます。作曲は知り合いの方に頼んでつくっていただいて。その作曲家の方は、前のグループのときから「応援したい」と言ってくださっていて、お手伝いいただいてます。

 

―― 最近の楽曲について、教えてください。

『大切なお知らせ』という曲をつくりまして。
アイドルの人って本当に入れ替わりが激しいんです。いろんな事情で辞めていく人が多くて。そして辞めるときにアイドルのブログのタイトルって必ず「大切なお知らせ」というタイトルなんですよ(笑)。そういうタイトルのブログが更新されたら、オタクはビビるみたいな。

なので、「聴いてください、『大切なお知らせ』」ってコールするとお客さんが「やめないで~」というレスポンスで曲が始まるみたいな。それがやりたいがためだけの曲です(笑)。

 

―― それがやりたいがためだけの曲(笑)。

歌詞も「アイドルが辞めちゃうときあるある」みたいな内容になっていて、「もう着れないTシャツ」とか(笑)。解散したグループ名が書いてあるTシャツはもう着れないじゃないですか。

「その価値を失ったCD」という歌詞は、ファンの方が握手会目的で買ったCDとか。「弟とディズニー行った」っていうのは本当に弟なのかとか、「就職で辞めます」って 本当に就職なのか、とか。「また絶対帰って来るんで、みなさん待っていてください!」とか言って本当に帰ってくるのかよ、みたいな(笑)。
そういうのを、逆に歌詞にして皆で騒いでポジティブな気持ちになって「あるある〜!」とか言って笑えたらハッピーじゃないですか。これが最初のオリジナル曲ですね(笑)。

あとは『人の金で焼肉食べたい』という タイトルの曲があるんですけど、人のお金で食べる焼き肉って美味しいじゃないですか(笑)。それをEDM調のメロディで歌ってるだけとか。
「ごちで~す」「○○のおごりで〜す」とコール&レスポンスもあって、そこにメンバーの名前入れたりして、メンバーがその曲の間で本当にご飯食べるパフォーマンスをするんです(笑)。

歌詞が共感できて、みんなが明日から戦えるっていう気持ちになってご機嫌になれる曲を、これからもつくっていきたいなと。
 

【後編へ続く】
※後編は近日公開予定
 

取材協力:株式会社オブジェクト

 




 

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