Share on FacebookTweet about this on TwitterPin on PinterestBuffer this pageEmail this to someone

どうも、NUTS(@nuts612)です。

いま”Normcore”(ノームコア)という言葉が注目されているらしい。

NY出身の女の子に「Normcoreっぽい」みたいなことを言われて、初めて僕はその言葉を知ったのだが、Normcoreについて調べてみると、なかなか面白そうなので本記事でもご紹介したい。

 

Normcore(ノームコア)とは何か?

NORMCOREという言葉の意味

バズワードなのか、はたまた本物のトレンドなのか知らないが、Yahoo!ニュースにも取り上げられるほど話題の言葉、それが”Normcore”(ノームコア)だ。

ニューヨーク発のファッショントレンドとして説明される”Normcore”。
“Normal”(フツー)と”Hardcore”(筋金入りの、本格的な)を合わせた造語らしく、「究極のフツー」を意味する。

なお”Normcore”というワードは、今年の2月に「ニューヨーク・マガジン」が”次なるトレンド”として紹介して以来、ネット上を飛び交っているが、元々はトレンド予想集団のK-HOLEが提唱したアイデアらしい。

  • K-HOLE:http://khole.net/
    ※サイトでは各レポートPDFがダウンロードできるので、英語が読める人は一読の価値あり。

NORMCOREって実際どんなの?

そしてNormcoreの例として挙げられるのが、スティーブ・ジョブズ。
彼の10年以上続けていたとされるタートルネックにデニム、そしてニューバランスというファッションはNormcoreの象徴らしい。

steve_jobsSteve Jobs Speaks At WWDC07 | Flickr – Photo Sharing!

またPebblesさんの記事によると”ショッピングモールで買ったような服”なんて説明もされている。

 

個性の主張に対するアンチテーゼ

でも、こういう人たちってなんかニューヨーク以外のアメリカの都市とかだと普通にいそうなイメージだけどね。てか、大半の人がそうでしょ。

…と思うのだが、”Normcore”がファッショニスタが集まるニューヨークで話題であるというのが面白い。Yahoo!ニュースではこんな風に説明されてる。

昨日までルブタンのヒールをはき、グッチの新作ジャケットを着ていた人が、スニーカーにはきかえてグレーのパーカを着て表参道のカフェにいる、みたいなことなのです。
引用元:<次なるトレンド“ノームコア”って何?!>ファッショニスタが「筋金入りの普通」に注目 (Japan In-Depth) – Yahoo!ニュース

なぜNYのファッショニスタたちは、”Normcore”という選択肢を選んだのか。
それは「他人と違うファッション」よりも「めちゃくちゃフツーの方がクールでしょ」ということなんだろう。

飾り立てたファッションに身をつつみ「ファッションは自分らしさを主張するもの」と言いながら、最新のトレンドをチェックして、常にお洒落して。

気付いたらみんな一緒じゃん!みたいな。

 

“せとはる”こと瀬戸晴加さん(@setoharu1030)の写真が”量産型女子大生の制服ww“なんて言われて最近話題だけど、まさにこんな感じ。

 

「普通」って思われたくないから着飾って他人とは違う「特別な存在」になろうとしたけど、結局”個性”が埋もれちゃってる。

それってなんかダサいよね。
だったら、ファッションで個性を主張しようとせず、めちゃくちゃフツーなファッションに身をつつみ、「個性の主張」に対してアンチテーゼな姿勢をとった方がカッコ良くない?

そんなマインドが”Normcore”というトレンドに表れているのかなと感じる。まぁ、本物のトレンドなのか、一過性のバズワードなのかは分からないけどね。

 

Normcoreから思う「個性を主張する」ということ

今回”Normcore”について調べている中で、”Normcore”を初めて提唱したK-HOLEに関する記事を見つけた。その中で書かれていたある文が「なるほど」と思った。

Once upon a time people were born into communities and had to find their individuality. Today people are born individuals and have to find their communities.
引用元:Trend Forecasters K-HOLE On Individualism, #NORMCORE, & What It Means to Be Free

日本語訳するとこうだろうか。

昔の人々は”コミュニティ”の中に生まれ、自分自身の”個性”を探さなくてはならなかった。現代では人々は”個”に生まれ、自分たちの”コミュニティ”を探さなくてはいけない。

たしかにコミュニティ、すなわち「共感できるつながり」を僕たちは探しているよなと実感。そして「共感できるつながり」を求めるあまり、「虚像の自分」をつくってしまっている。

Facebookの「いいね!」もそう。「いいね!」してほしいから、本当の自分ではなく「共感を得られそうな虚像の自分」を演じていたり。

ファッションにおいても「本当の個性」ではなく、共感を得られる「虚像の自分」としてのファッションに身をつつんだり。そして日常で「虚像の自分」を演じ続けた結果、「本当の自分」が分からなくなっているんじゃないだろうか。

「虚像の自分」に共感されても、それは虚像のつながりでしかない。
「本当の自分」に共感してもらい、本当のつながりを手にしたいものだ。

 

きみはどの選択肢を選ぶか

“Normcore”関連の記事を読んでいると「ファッションで個性を主張する時代は終わった」みたいなコメントもあったりするが、僕はそうは思わない。

“Normcore”、すなわち”めちゃくちゃフツー”スタイルという選択肢が増えただけだと思っている。

「自分を良く見せる」ためのファッションではなく、「自分を伝える」ためのファッションはこれからもなくならないと思うからだ。そして、こういった世の中の新しいトレンドに対して大切なのは「自分はどの選択肢を選ぶか」と考えること。

自分のイデオロギーとして”Normcore”が正しいと思うのであれば”Normcore”スタイルを貫けばいいし、最近注目されている”エシカルファッション“が正しいと思うのであれば”エシカルファッション”を選べばいい。

「他人からどう見られるか」なんて気にせず「自分はどういった人間なのか」を考え、「虚像の自分」ではなく「本当の自分」を表現しよう。

TOP画像:16 elfe eco luxe fashion exposé | Flickr – Photo Sharing!

Pocket